トリキュラーを服用していると、まれに「昨日の分を飲み忘れちゃった!」というハプニングが起こってしまいますよね。
トリキュラーは、飲み忘れてしまった時の対処法をきちんと正しく行わなければ、避妊効果が失われてしまう恐れがあります。
このページでは、トリキュラーを飲み忘れてしまった際の対処法について紹介します。トリキュラーを飲み忘れてしまってから経過している時間ごとの対処法や、飲み忘れを防ぐ方法についてチェックしていきましょう。
トリキュラーを1日・2日飲み忘れたケースの対処法

トリキュラーを飲み忘れてしまった場合、飲み忘れから経過した時間が1日以内であればカバーすることができます。いつも服用している時間から12時間以内に飲み忘れに気付いた際は、その時点ですぐに1錠服用してください。
それを忘れた日の分として扱い、次からは通常通り服用を続けましょう。
12時間を経過している場合は、次の日に飲むタイミングに合わせて2錠服用します。
12時間以上の間が空いてしまうと、避妊効果が十分に発揮されない恐れがあります。その間は性交渉を控えたり、別の避妊方法と組み合わせたりなどして対策を取ってください。
トリキュラーの服用を開始してから3週目に飲み忘れが起こってしまった場合は、その時点で服用を中断し、次の周期を待ちましょう。
偽薬の飲み忘れは避妊には影響しないため、その日の分は廃棄してしまってもかまいません。
トリキュラーを飲み忘れてしまった際、リカバリーが効くのは2日までです。もちろん、2日以内でも飲み忘れていることに変わりはないため、避妊効果に影響の出る恐れがあります。
2日、もしくは3日以上の飲み忘れが起きてしまった場合は、ただちに医師の指示を仰ぎましょう。
トリキュラーを3日以上飲み忘れたケースの対処法

トリキュラーは高い避妊効果を発揮する薬ですが、それはあくまでトリキュラーを正しく飲み続けた場合の話です。1錠でも飲み忘れると、妊娠の恐れが高まってしまいます。
もしトリキュラーを3日以上飲み忘れてしまった場合は、その周期での避妊をあきらめなければなりません。4日目からあわてて服用を再開しても、避妊効果はほとんど得られないと考えてよいでしょう。
トリキュラーを3日以上飲み忘れてしまった場合は、次の消退出血(生理)が始まるのを待ちましょう。その期間中は、別の避妊法を取るか、性行為を控えてください。
消退出血が始まったら、またその日から新しいシートの錠剤を服用していきましょう。
トリキュラーの飲み忘れを防ぐには?

トリキュラーの飲み忘れを防ぐためには、カレンダーや手帳で服用スケジュールを管理するのがおすすめです。
決まった時間帯での服用を長期間続けていると、やがて習慣づき、飲み忘れることもなくなるでしょう。
トリキュラーにはトリキュラー21とトリキュラー28、それぞれシートに入っている錠剤の数が異なる2種類が用意されています。
トリキュラー28には、7日間の休薬期間中にも服用する偽薬がセットになっています。
偽薬には、避妊に対する有効成分が含まれていません。でんぷんやブドウ糖といった、身体に影響のない成分で作られています。
21日間の服用を続けた後に偽薬を飲み続けることで、薬を飲む習慣が継続されます。