避妊薬としてとても便利なトリキュラーですが、服用するうえできちんと注意点を守らなければ、思わぬ副作用が起きてしまうかもしれません。
このページでは、トリキュラーを飲むうえでの注意点や禁忌について説明します。トリキュラーの注意点を学び、安全に服用を続けていきましょう。
トリキュラーを服用できない人はどんな人?

トリキュラーは、誰でも服用できる薬ではありません。トリキュラーの服用が許されていない人がトリキュラーを飲むと、重篤な副作用につながる恐れがあります。
以下に、トリキュラーを服用できない人の特徴をリストにまとめました。
- 以前ピルでアレルギーを起こした人
- 乳がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、及びその疑いのある人
- 原因不明の不正出血がある人
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患、及びこれらの疾患にかかったことのある人
- 35歳以上で1日15本以上たばこを吸う人
- 閃輝暗点、星型閃光などの前兆がみられる片頭痛のある人
- 肺高血圧症・心房細動・心臓弁膜症の人、亜急性細菌性心内膜炎にかかったことがある心臓弁膜症の人
- 血管病変のある糖尿病にかかっている人(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など)
- 血栓性素因のある人
- 抗リン脂質抗体症候群の人
- 4週間以内に手術を予定している人、手術後2週間以内の人、産後4週間以内の人、および長期間安静状態の人
- 重症の肝障害のある人
- 肝腫瘍のある人
- 脂質代謝異常のある人
- 高血圧のある人(軽度の高血圧の人を除く)
- 耳硬化症の人
- 妊娠中に黄疸、持続的なかゆみまたは妊娠ヘルペスの症状があらわれたことのある人
- 妊婦または妊娠している可能性のある人
- 授乳中の人
- 現在身長が伸びている人
これらのリストに当てはまる人は、トリキュラーを服用することができません。
個人輸入代行サイトでトリキュラーを通販して服用する際は、自身が該当する項目がないか、必ずチェックしましょう。
トリキュラーの注意点!他の薬との飲み合わせは?

トリキュラーを安全に服用するためには、他の薬との飲み合わせや注意点も確認しておかなければなりません。
トリキュラーは副作用として、嘔吐・下痢が起こることがあります。また、嘔吐や下痢によってトリキュラーの有効成分が排出されてしまい、効果が弱まってしまう恐れがあります。
特に、トリキュラーを飲んでから1、2時間以内に嘔吐・下痢が起こったケースだと、避妊効果が薄まっている可能性大です。
他の薬との飲み合わせとして、トリキュラーとロキソニンとの併用は問題ありません。
トリキュラーの服用中は飲酒についても気になりますが、お酒は飲み過ぎなければ問題はありません。ただ、飲み過ぎるとせっかく服用したトリキュラーを吐いてしまう恐れがあるため、ほどほどにひかえることが大切です。
現在、うつ病や皮膚炎、喘息などをおさえる薬を使っている人は、あらかじめ医師にその旨を伝えておきましょう。
トリキュラーをアフターピルとして飲む方法は?

トリキュラーは、緊急時にアフターピルとして使うこともできます。
トリキュラーをアフターピルとして使用する場合、まずトリキュラーを6錠用意しましょう。
具体的な服用方法としては、性行為後72時間以内に3錠を一度に服用します。服用から12時間が経過したら、さらに3錠飲みます。これでトリキュラーでの緊急避妊は完了です。
緊急避妊は、もともと中用量ピルを用いたヤッペ法が主流でした。低用量ピルにも中用量ピルと同じように女性ホルモンが配合されているため、アフターピルとして応用されるようになったのです。
しかし、トリキュラーをアフターピルとして用いた緊急避妊は、あくまで応急処置でしかありません。完全に避妊できるわけではないということを、あらかじめ理解しておいてください。